株式会社VOYAGE GROUPVOYAGE GROUPとSV FRONTIER、FinTechスタートアップ向けの「SV-FINTECH Fund」を組成
https://voyagegroup.com/news/press/01_20170124_01/
~日米のFinTechスタートアップ企業への投資と、LPの事業開発支援も実行~
株式会社VOYAGE GROUP(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:宇佐美 進典、以下「VOYAGE GROUP」)と、シリコンバレーを中心にベンチャー投資とビジネス開発を行うSV FRONTIER(カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:鈴木 陽三)は、2017年1月、主に日米のFinTechスタートアップ企業を対象とした投資ファンド「SV-FINTECH1号投資事業有限責任組合」(通称「SV-FINTECH Fund」)を立ち上げました。
「SV-FINTECH Fund」の運営は、両社が合弁で新設したSV-FINTECH1号有限責任事業組合がジェネラル・パートナー(GP)として行います。「SV-FINTECH Fund」には、リミテッド・パートナー(LP)として、すでに株式会社QUICK(東京都中央区、代表取締役社長:吉岡 昇)および横河レンタ・リース株式会社(東京都武蔵野市、代表取締役社長:金川 裕一)の参加が決定しており、今後、追加で5社から10社の出資者を募り、20億円規模のファンドを組成する予定です。また「SV-FINTECH Fund」では、FinTech分野における国内外のスタートアップ企業への投資実行だけではなく、LPのFinTech分野への取り組みを積極的にサポートし、LPの事業開発支援も行っていきます。
VOYAGE GROUPではこれまで、インキュベーション事業としてFinTech領域に取り組み、ポイント交換やBitCoin交換などの自社サービスの運営や、Fintech関連企業にも積極的に投資してまいりました。2016年1月には、FinTechに関する研究開発組織「FinTech Lab」を立ち上げ、FinTech領域におけるノウハウの蓄積やネットワーキングに取り組んできました。
一方、シリコンバレーを中心にベンチャー投資とビジネス開発を行うSV FRONTIERのCEO鈴木氏は、3年間で約6社の米国IT企業の日本進出を支援しており、近年、日本の金融関連企業から、シリコンバレーの最新FinTech事情に関する相談が増えていました。
そこでこのたび、インターネット領域における事業開発実績のあるVOYAGE GROUPと、米国FinTech事情に精通し、投資と事業開発の実績を持つSV FRONTIERが共同で「SV-FINTECH Fund」を立ち上げました。なお米国サンフランシスコにおけるアドバイザーとして、FinTech専門の現役弁護士であり、個人投資家やカリフォルニア大学バークレー校の非常勤講師としても活躍しているトム・ブラウン氏の参画も決定しております。同氏がこれまでに投資してきたFinTechベンチャーは以下の通りです。
※オルタナティブ・レンディング(Fundbox, Fundera, Upstart, Mines.io, ZestFinance)、ペイメントやウォレット(Abra, Digit, LevelMoney, Sipree, Zooz)、自動預金(Chime, Longgame)、ギフトカード(LoopCommerce)
「SV-FINTECH Fund」は、大きな変革期を迎えた金融業界で、各LPが直面している経営課題や事業戦略を把握した上で、FinTech分野における日米の優良なスタートアップ企業に投資を行うだけでなく、投資先やLPとの協業によるサービスや事業の開発支援も行っていきます。また、アメリカの最新事例の研究と企業の壁を越えたオープン・イノベーションを加速させる目的で、2017年夏に、GPとLP限定で、サンフランシスコおよびシリコンバレーにおける約3ヶ月間のFinTech集中合宿プログラムを実施いたします。